有用性とネガティブな面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 02:15 UTC 版)
なにごとか未知のものに対し、予めに知識や評価の枠組みがあるのは、一般的には、生きて行く上で有用である。しかし、予めの知識や評価の枠組みなどが、著しく客観性に欠けるもので、実際のありようと懸け離れている場合は、問題が起こることがあり、このような事前の知識や評価の枠組みは、「偏見」とも称される。 先入観は必ずしも偏見とは限らないが、事前に間接的な予備知識や評価を持っていることで、現実のありようについて、間違った認識や、妥当性に欠ける評価・把握をもたらすことがある。「すぐに腕力をふるい、他人の言葉に耳を貸さない」と噂されている人と、実際に会い、一緒に仕事をしてみると、外見がやくざぽいので、「腕力をふるうような」感じがするだけで、実際は、腕力などふるうことはなく、またいかにも、話しかけにくい雰囲気であるが、実際には、寡黙なだけで、十分話し合いが可能であるということが分かったりすることがある。
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