最高裁判所長官公邸とは? わかりやすく解説

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最高裁判所長官公邸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/10 03:43 UTC 版)

最高裁判所長官公邸
最高裁判所長官公邸(2024年8月19日撮影)
情報
旧用途 馬場家邸宅
設計者 吉田鉄郎[1]
管理運営 最高裁判所
構造形式 木造2階建て(和洋折衷・一部書院造・一部数寄屋造り)(土蔵はコンクリート造)[1][補足 1]
敷地面積 3,837 m² [1]
延床面積
※1232(公邸981、土蔵69、付属舎182)[1][補足 2]
竣工 1928年(昭和3年)6月[1][補足 3]
所在地 162-0827
東京都新宿区若宮町39
座標 北緯35度41分54.6秒 東経139度44分17.3秒 / 北緯35.698500度 東経139.738139度 / 35.698500; 139.738139 (最高裁判所長官公邸)座標: 北緯35度41分54.6秒 東経139度44分17.3秒 / 北緯35.698500度 東経139.738139度 / 35.698500; 139.738139 (最高裁判所長官公邸)
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最高裁判所長官公邸(さいこうさいばんしょちょうかんこうてい)は、日本最高裁判所長官公邸

概要

現在の最高裁判所長官公邸は、1928年(昭和3年)に富山県北前船廻船問屋として巨万の富を築いた馬場家の牛込邸として吉田鉄郎の設計により建築されたものである。1947年(昭和22年)から最高裁判所長官公邸として使用されている。建設費は40万円(当時)[1]

築80年以上が経過して近年では老朽化が指摘されていたが、2011年(平成23年)の東日本大震災によって倒壊の危険性が増大し、使用を停止。当時入居していた最高裁判所長官の竹﨑博允は特別措置として同年8月に最高裁判所判事官舎に引越した。使用停止中の2014年(平成26年)、重要文化財に指定された。

その後、公邸のうち重要文化財に指定された箇所に耐震補強を施し、重要文化財の指定外部分を解体。さらに現代の生活様式に合わせた形で長官の居住スペースを増築すると共に通信ネットワーク環境が整備された。これらの総工費は4億5,000万円とされ、2021年(令和3年)5月に完成。当時の最高裁判所長官である大谷直人が公邸改修後の最初の居住者となった[2][3][4]

ギャラリー

脚注

補足

  1. ^ 公邸改修前の情報。改修後の増築部分を含む構造等については公表されておらす不明。
  2. ^ 公邸改修前の情報。改修後の増築部分を含む面積等については公表されておらす不明。
  3. ^ 2021年(令和3年)5月に増改築が竣工

出典

  1. ^ a b c d e f 最高裁判所長官公邸の整備に関する有識者委員会 (2009年6月). “最高裁判所長官公邸の整備に関する有識者委員会報告” (PDF). 2015年1月15日閲覧。
  2. ^ “最高裁判所長官公邸一部解体へ 震災の影響で使用停止から5年=”. 市ヶ谷経済新聞 (市ヶ谷経済新聞). (2016年3月7日). https://ichigaya.keizai.biz/headline/2336/ 2018年9月12日閲覧。  {{cite news}}: |date=の日付が不正です。 (説明)
  3. ^ “最高裁判事の宿舎削減へ 一等地なのに入居者ゼロ”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2018年5月24日). https://www.asahi.com/articles/ASL5G4W37L5GUTIL026.html 2018年9月12日閲覧。 
  4. ^ “最高裁判所長官は「重要文化財」内に住んでいる!? 「もとは実業家の別邸」東京・神楽坂 “公邸”の知られざる歴史とは”. 弁護士JPニュース (弁護士JP). (2024年8月16日). https://www.ben54.jp/news/1408 2024年8月18日閲覧。 

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