書記方向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 00:16 UTC 版)
ロンゴロンゴの絵文字は、書記方向が行毎に変わる牛耕式で記されている。すなわち、文字板のテキストは左下の隅から始まり、右に読み進んだ後、読み手は文字板を180度回転させて次の行を読む、ということである。左の画像にあるとおり、ある1行を読んでいる際は、そのすぐ上と下の行が上下逆に記されている。 しかし、文が文字板の裏面にまで続く場合もあり、「文字板 K」、「N」、「P」、「Q」のように表面の文の行数が奇数のものでは、裏面の文の始まりが左上の隅から始まり、読み進める方向が上下逆になる。 上下が逆さのテキストでも判読する能力のある読み手ならば、大きな文字板や杖状の文字板は、回転させずに読んでいたのかもしれない。
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