春風亭梅枝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/01 19:28 UTC 版)
春風亭 梅枝(しゅんぷうてい ばいし)は、落語家の名跡。8代目が華柳を継いでから空き名跡となっている。上方落語界では3代目まで存在した桂梅枝がいた。
- 初代春風亭梅枝 - 本項にて記述。
- 代外春風亭梅枝 - 初代の実子が、「五厘」になって梅枝の名を継いだ。噺家業は行っていない。
- 2代目春風亭梅枝 - 後の3代目三升家勝次郎。
- 3代目春風亭梅枝 - 後の風雷舎金賀。
- 4代目春風亭梅枝 - 後の3代目滝川鯉かん。
- 5代目春風亭梅枝 - 後の春風亭柳窓。
- 6代目春風亭梅枝 - 本項にて記述。
- 7代目春風亭梅枝 - 本項にて記述。
- 8代目春風亭梅枝 - 後の2代目春風亭華柳。
初代
初代 | |
本名 | 矢野 伊三郎 |
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別名 | 五厘(周旋人)の梅枝 |
生年月日 | 1819年 |
没年月日 | 1923年1月1日 |
師匠 | 初代春風亭柳枝 |
所属 | 柳派 |
初代春風亭 梅枝(しゅんぷうてい ばいし、1819年(逆算) - 1923年1月1日)は、落語家。本名、矢野伊三郎。
嘉永・文政の頃に師匠柳枝の番頭役となる。幕末から明治にかけて、柳派において「五厘(周旋人)の梅枝」として鳴らした。
6代目
6代目 | |
本名 | 天野 三郎 |
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生年月日 | 不詳年 |
没年月日 | 不詳年 |
名跡 | 1.春風亭小柳三(? - 1920年) 2.六代目春風亭梅枝(1920年 - ?) |
所属 | 睦会 |
六代目 春風亭 梅枝(しゅんぷうてい ばいし、生没年不詳)本名∶天野 三郎。
1920年12月に雷門志ん橋、雷門三升、六代目春風亭梅枝、七代目春風亭柳枝、九代目司馬龍生、三遊亭圓都、春風やなぎと共に真打昇進、春風亭小柳三から梅枝に改名する。関東大震災の頃まで消息が確認されている。
7代目
7代目 | |
生年月日 | 不詳年 |
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没年月日 | 不詳年 |
師匠 | 6代目春風亭柳枝 |
名跡 | 1.春風亭鏡枝(? - 1929年) 2.春風亭梅枝(1929年 - ?) |
所属 | 睦会 |
7代目春風亭梅枝(しゅんぷうてい ばいし、生没年不詳)本名未詳。6代目春風亭柳枝門下。1929年8月の睦会の記録に鏡枝が梅枝に改名して真打昇進した記録がある。1931年頃までは消息が確認出来るが以後は不明。
参考文献
- 諸芸懇話会、大阪芸能懇話会共編『古今東西落語家事典』平凡社、ISBN 458212612X
固有名詞の分類
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