春團治一門と『いかけ屋』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/25 00:42 UTC 版)
「いかけ屋」の記事における「春團治一門と『いかけ屋』」の解説
初代春團治は、尊敬する2代目桂米喬の十八番だった『いかけ屋』を自身もやってみようと、この噺を知っている後輩の桂麦團治(のちの4代目桂文團治)に声をかけて教えてもらった。ただし教わったのは大まかな筋だけで、あとは初代春團治が独自のくすぐりを入れて全く違う噺にしてしまった。麦團治は「ワシが得意にしてたのに、向こうの方がおもろいねん。えらい損や」とこぼしたが、彼は2代目春團治、3代目春團治にも教え、晩年は「春團治三代に『いかけ屋』教えたンやで」と誇りにしていた。 2代目春團治は、3代目襲名公演の際、会場の角座で『いかけ屋』を演じ、中継放送を行ったが、録音が現存していない。
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