日野正輝とは? わかりやすく解説

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日野正輝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/15 10:00 UTC 版)

日野 正輝(ひの まさてる、1951年2月23日 - )は、人文地理学を専門とする日本地理学者[1]東北大学名誉教授、中国学園大学名誉教授[2]

おもに都市システムや企業の支店立地に関する研究など、都市地理学経済地理学の接点となる領域で業績を残した。

経歴

愛媛県生まれ[3]

1974年名古屋大学文学部史学科を卒業して、大学院に進み、1976年に大学院文学研究科博士前期課程を修了し、1979年に博士後期課程を単位取得退学した[1]

当時の名古屋大学の地理学教室では、学生たちの間に計量地理学への関心が高かったといい、日野の学部時代の先輩や大学院生には、久保幸夫杉浦芳夫林上阿部和俊らがいた[4]

1982年東北大学理学部助手となった[1]

1985年には椙山女学園大学講師に転じ、1988年に助教授に昇任した[1]

1990年10月に東北大学理学部助教授となり、1995年には東北大学大学院理学研究科助教授となった[1]

1996年7月、「企業の支店配置と都市の階層分化」により、名古屋大学より博士(地理学)を取得した[5]

1997年、東北大学理学研究科教授に昇任し、2016年に定年退職して[1]、東北大学名誉教授となり、中国学園大学教授に転じた[6]

中国学園大学には、2021年までの5年間、国際教養学部に在籍したが、その間に、図書館長などを務め、2019年から2021年にかけては学部長を務めた[7]。退職後は名誉教授となった[2]

おもな著書

単著

  • 都市発展と支店立地 都市の拠点性、古今書院、1996年

共著

共編著

  • 吉野博との共編著)今を生きる—東日本大震災から明日へ!復興と再生への提言— 5 自然と科学、東北大学出版会、2013年
  • 香川貴志との共編著)変わりゆく日本の大都市圏 -ポスト成長社会における都市のかたち―、ナカニシヤ出版、2015年

脚注

  1. ^ a b c d e f 『東北大学定年退職教員業績目録第 2015-08 号 日野 正輝 教授 業績目録』東北大学史料館、2016年、14頁。 
  2. ^ a b 「元木 靖著『南インドの景観地誌―交錯する伝統と近代―』」『人文地理』第74巻第4号、2022publisher=人文地理学会、452頁。 
  3. ^ 自然と科学」芝浦工業大学図書館。2024年9月6日閲覧
  4. ^ 日野、2011年、pp.195-196
  5. ^ 企業の支店配置と都市の階層分化」国立国会図書館。2024年9月6日閲覧
  6. ^ 自都市(地域)中心のネットワーク形成のすすめ」九州経済調査協会。2024年9月6日閲覧
  7. ^ 国際教養学科「お知らせ 日野先生送別会」中国学園大学 中国短期大学、2021年3月30日。2024年9月6日閲覧

参考文献

外部リンク




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