日野・A09Cエンジンとは? わかりやすく解説

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日野・A09Cエンジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/01 10:22 UTC 版)

A09C

A09Cエンジンは、日野自動車が製造するディーゼルエンジンである。同社の大型トラック「プロフィア」(SS以外)、大型観光バス「セレガ」(QRG車〈360PS〉並びにハイブリッド車)、梯子付消防車「MH-II 」(BDG車以降〈360PS〉)並びにいすゞ自動車の大型観光バス「ガーラ」(QRG車〈360PS〉)、連節バスであるブルーリボン ハイブリッド 連節バス並びにエルガデュオに搭載されている。

概要

2007年P11Cの後継として登場。

2022年3月、排気ガス性能の劣化耐久性試験においてデータ不正が発覚し、出荷を停止した。1951年道路運送車両法施行後初の型式指定の取り消しとなった[2][3][4]

ラインアップ

すべてインタークーラーターボ付きである。A09C-1M系は電動機との併用によるハイブリッド方式である。

分類 最高出力(ネット値)
kW (PS) / rpm
最大トルク(ネット値)
N·m (kgf·m) / rpm
搭載車種 製造期間 備考
A09C〈AT-I〉 221(300)/1800 1177(120)/1100 FH
GN
2007-
A09C〈AT-II〉 235(320)/1800 1569(160)/1100 FH
FN(フルトラクタ除く)
FR
FS(ダンプ・ミキサーのみ)
2007-2017
A09C〈AT-III〉 243(330)/1800 1569(160)/1100 FH
FS(ダンプ・ミキサー・タンクローリー)
FR(ダンプ・ミキサーのみ)
2007-2010年
A09C〈AT-IV〉 257(350)/1800 1569(160)/1100 FQ
FN(フルトラクタ除く)
GN
FW
FR
FS(フルトラクタ除く)
SH
2007-2011年
A09C-1M〈AT-VI〉 257(350)/1800 1569(160)/1100 RU(平成17年排出ガス規制適合車) 2008-2010年
A09C〈AT-VIII〉 265(360)/1800 1569(160)/1100-1600 FQ
FW
FR(カーゴのみ)
FS(フルトラクタ除く)
SH
RU(平成21年排出ガス規制適合車<QRG車>)
2011-
A09C-UU〈AT-IX〉 235(320)/17002 1569(160)/1100-1600 FH

FQ

FN

FS(ダンプ・ミキサーのみ)

FR

2017-
A09C-VA〈AT-X〉[1] 279(380)/1700 1765(180)/1100-1400 FS(フルトラクタ除く)

FR

FW(フルトラクタ除く)

2017-

脚注

  1. ^ a b 環境性能”. 日野自動車. 2019年3月2日閲覧。
  2. ^ 日野自動車、排ガスデータ改ざん 最大11万台基準満たず - 日本経済新聞 2022年3月4日
  3. ^ 日野自動車エンジン型式取り消し 国交省、排ガス不正で - 日本経済新聞 2022年3月29日
  4. ^ 日野自動車エンジン不正、03年以前から 対象56万台に - 日本経済新聞 2022年8月2日

関連項目




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