日本組曲 (尾高尚忠)とは? わかりやすく解説

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日本組曲 (尾高尚忠)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/03 15:13 UTC 版)

日本組曲(にほんくみきょく、英語:Japanese Suite)作品6は、日本作曲家指揮者尾高尚忠1936年に発表したピアノ曲、および1938年に編曲した管弦楽曲。

作曲の経緯

日本組曲はもともと、尾高がウィーン音楽院に提出するためのピアノ組曲として作曲され、その際には「子供の一日」 もしくは「子供の生活」の副題を持っていた。その後、卒業用に管弦楽編曲した版が1938年にワインガルトナー賞を受賞[1]。その後に副題は削除された。管弦楽版は1938年11月8日、ブダペストで作曲者自身によって初演された(日本初演は1939年5月15日斎藤秀雄指揮新交響楽団)。1940年にはウィーンのウニヴェルザール出版社から楽譜が出版されている。

曲の構成

全4曲からなる。なお、英語曲目はカワイ出版ピアノ楽譜による。

  • 第1曲「朝に」(Moderato) In the Morning
  • 第2曲「遊ぶ子供」(Vivace - Andante) Children at Play
    中間部にかくれんぼのモチーフが使われている。
  • 第3曲「子守歌」(Andante con moto) Cradle Song
  • 第4曲「祭り」(Allegro ritmico) Festival

管弦楽版の編成

フルート3(ピッコロ1持ち替え)、オーボエ2、イングリッシュ・ホルン1、A管クラリネット2、バス・クラリネット1、ファゴット3、ホルン4、トランペット3、トロンボーン3、テューバ1、ティンパニシンバルトライアングルタムタム大太鼓小太鼓チェレスタハープピアノ弦楽5部

出典

[脚注の使い方]
  1. ^ 日本音楽紹介のため創設、十九人に栄誉『東京日日新聞』(昭和14年1月25日夕刊)『昭和ニュース事典第7巻 昭和14年-昭和16年』本編p798 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年



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