日本神話における穢れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 04:28 UTC 版)
日本神話では、天つ罪・国つ罪との言葉で大祓詞に示されている。天つ罪を例にすると、畔放(あはなち)、溝埋(みぞうめ)、樋放(ひはなち)、頻蒔(しきまき)、串刺(くしざし)、生剥(いきはぎ)、逆剥(さかはぎ)、屎戸(くそへ)である。これらは須佐之男命が行った行為であるが、いわゆる禊ぎと祓いと八岐大蛇退治によって名誉を挽回した。 黄泉の国から復ったイザナギは禊をしている。これは、黄泉の穢れを払う行為であり、その最中に三貴子など何柱もの神々が誕生した。また、祓われた穢れそのものからも神が誕生した。スサノオがアマテラスの屋敷に天斑駒を乱入させた故事において従女の死である「死の穢れ」が初出である(「穢れ」については古事記の黄泉国譚が初。ただし、イザナミが穢れているとの記述はない。穢れたのはあくまでもイザナギである)。古事記の黄泉国譚のイザナギの穢れは、黄泉国へイザナミを追いかけていき連れ戻そうとするなど、タブーを犯したことである。
※この「日本神話における穢れ」の解説は、「穢れ」の解説の一部です。
「日本神話における穢れ」を含む「穢れ」の記事については、「穢れ」の概要を参照ください。
- 日本神話における穢れのページへのリンク