日本拳法における直突き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/17 23:15 UTC 版)
よくある誤解として、「日本拳法において縦拳は伝統的に直突きと呼称されている」というものがある。これは全くの誤解で、実際には縦拳、平拳(日本拳法における呼称は伏拳)に広く用いられている。むしろ直突きとは「足の踏み込み、腰・肩の回転力を総合して効率的に拳に速度(=威力)を伝達する一連の動き」を指しており、縦拳でも平拳でも直突きは可能である。逆に言えば、「直突きではない」縦拳のジャブも存在するし、実際に広く用いられている。なお、日本拳法における呼称は、「直突き(ちょくづき)」である。 前述のように、縦拳は容易に体重を乗せた拳を打つことができるため、初心者が正確に拳を打つことに適する。この事から、日本拳法協会では基本を重視して縦拳、日本拳法会では威力を重視して平拳(正確には途中まで縦拳、拳が当たる手前で捻り込んで平拳)を採用している。なお、横打ちは共に平拳が一般的である。
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