日本の薬学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/23 17:55 UTC 版)
日本においては、『本草経集注』や『新修本草』などが典薬寮で採用され、寮内に薬園を設置したり、令制国から中央に薬草を貢進する規定が定められた(『延喜式』に詳しい)。平安時代には日本最初の薬書である『大同類聚方』が著され、続いて深根輔仁によって『本草和名』が著され、薬草の和名が定められた。鎌倉時代には僧医によるものと推定される『薬種抄』などが撰出された。江戸時代に入ると、『本草綱目』が伝来し、続いて蘭方医学とともに西洋の薬学・博物学が伝来する。こうした動きに刺激されて香川修庵の『一本堂薬選』、香月牛山の『薬籠本草』、吉益東洞の『薬徴』などの著作が出された。
※この「日本の薬学」の解説は、「薬学史」の解説の一部です。
「日本の薬学」を含む「薬学史」の記事については、「薬学史」の概要を参照ください。
- 日本の薬学のページへのリンク