日本の砒素公害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 09:03 UTC 版)
旧松尾鉱山(宮崎県児湯郡木城町)は1934年から1958年まで断続的に操業し、採掘した硫ヒ鉄鉱から亜ヒ酸を製造した。 1972年3月、元従業員の慢性ヒ素中毒症が発覚。被害者らは鉱山を経営する旧日本鉱業に損害賠償を求めた。 1983年3月、宮崎地裁延岡支部は同社に対し、原告6人に約1億400万円の支払いを命じる判決を言い渡し、同社は翌4月、原告を含む被害者の会と協定書を締結した。土呂久鉱山と同じ宮崎県でのヒ素公害であり、松尾は「第2の土呂久」とも呼ばれた。
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