日本のサソリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 06:06 UTC 版)
以下の2種が知られる。いずれも広域分布種である。 ヤエヤマサソリ Liocheles australasiae (Fabricius, 1775) 3cm強の小型のサソリ。英名は「Dwarf Wood Scorpion」。東南アジア、オセアニア、オーストラリアなどに広く分布。日本では沖縄県八重山諸島に分布。枯れ木の皮の下などに住み、シロアリなどを食べる。雄がほとんど存在せず、単為生殖で殖えるとされている。無毒とされるほど毒性は弱い。 マダラサソリ Isometrus maculatus (De Geer, 1778) 6cm位の中型のサソリ。英名は「Lesser Brown Scorpion」。人家の壁等に住み、毒はそれほど強くはなく、ミツバチ程度とされる。世界の熱帯地域に広く分布し、人為的に分布を広げたと思われる。日本では、沖縄の八重山諸島、宮古諸島、および小笠原諸島に分布し、時折、ホームセンターでの資材の中や、港の倉庫や、積み卸し荷の中で見つかり、パニックになる時もある。
※この「日本のサソリ」の解説は、「サソリ」の解説の一部です。
「日本のサソリ」を含む「サソリ」の記事については、「サソリ」の概要を参照ください。
- 日本のサソリのページへのリンク