斉木 瞬(さいき しゅん)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/08 02:20 UTC 版)
「空の中」の記事における「斉木 瞬(さいき しゅん)」の解説
高知県の仁淀川沿いのいの町に住む高校2年生。航空自衛官である父の仕事柄、全国の地方都市を転々と引っ越していたが、中学進学を機に高知の父の実家に預けられる。歳の割に落ち着いており、本人もそれを自覚している。父子家庭で、父が事故死した当日も高知沖を飛んでいるであろう父を見送りに浦戸湾に来ていたほど、父とは仲が良かった。その浜辺でクラゲのような謎の知的生命体「フェイク」と出会う。最初は気味悪がっていたが、佳江によって押し付けられていやいや飼う羽目になる。父の葬式の晩に、携帯電話を介してフェイクが交信してきたことから、心の隙間を埋めるようにフェイクを家族以上に可愛がりだす。文庫版に収録の書き下ろし短編『仁淀の神様』では佳江、宮じいと共に彼のその後が描かれている。
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