文晁と琳派を繋ぐ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/25 03:47 UTC 版)
近年、谷文晁の門弟と鈴木其一ら抱一の弟子たちとの間において、技法やモチーフの交流があったのではという仮説が、研究者の間で注目されてきた。2016年3月に足立区立郷土博物館で開催の、文化遺産調査特別展「美と知性の宝庫 足立」 において初めて公開された「金地着色四季草花図小襖」は、琳派のモチーフと文晁の力強さの双方を合わせ持つ作品であり、上記の仮説が実証された。かつ、この絵の受注や制作の過程が文渕の日記『菜菴雑記』にも残されており、美術史的にも資料価値の高い作品である。この展覧会には、この他にも、「猛虎図」などが展示されている。 舩津文渕 金地着色「四季草花小襖」嘉永6年(1853年) 猛虎図 波濤雲龍図
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