教育体系の変更
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/22 07:14 UTC 版)
一般曹候補生制度の場合、旧曹候補士・旧一般曹候補学生の統合採用制度であるが、実際のところ、旧曹候補士の制度と同じく、部隊等で実施される陸曹候補生選抜試験に合格しないと正式な陸曹候補生に指定されない制度である。 技術陸曹選抜試験に合格し、陸曹候補生課程を履修している隊員は、昇任試験を受験せず、課程履修後すぐに指定階級に昇任する。2013年(平成25年)4月より、高等工科学校生徒制度において、生徒陸曹候補生課程が加わり、陸上自衛隊高等工科学校を卒業後、生徒が生徒陸曹候補生たる陸士長の自衛官に任官、陸曹教育隊に入校するよう教育体系が変更されている。 他に陸曹教育隊へ入校しない任用区分としては、自衛隊中央病院高等看護学院の学生(看護学生)があったが、当制度については防衛医科大学校看護学科学生への移行に伴い、2012年度(平成24年度)募集(2013年度(平成25年度)入隊者)の第56期生をもって募集終了。 旧曹候補士・旧一般曹候補生採用者の場合は「陸曹候補生課程入校予定者」として扱われるが大きな違いはない。 海上自衛隊及び航空自衛隊においては、陸曹候補生課程に相当する教育に海曹・空曹予定者課程または初任海曹・初任空曹課程がある。以前は曹昇任試験合格後直ちに3曹に昇任させ、その後教育隊で基礎教育を施していたが、空自は現在、昇任試験に合格しても空曹予定者課程を修了できない者は昇任することができない。
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