政府の長の役職名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 10:12 UTC 版)
政府の長の役職名としては、英語でいえばPrime Minister(首相)がよくみられる。これは多くの国で正式な役職名として用いられているが、一方で、国家元首の下で行政を担うminister(大臣)のうち正式に首席を占める役職を指す一般名詞としても非公式に用いられる。なお、Ministerという語(ラテン語で召使いや部下を意味する。)は、政府の構成員(閣僚)についての通常の役職名である。 正式に国家元首自身が政府の長でもある場合もある。職権上当然にそうなる場合もあるし、絶対君主がアドホックに自身を政府の長に指名するような事例が積み重なることによる場合もある。そうでない場合においては、国家元首は政府の長および他の大臣に対して形式的には上位にある。国家元首が実際に政治上の上位者(絶対君主や行政権を有する大統領)であることもあれば、むしろ理論上または儀礼上の性格としてということもある。さまざまな憲法において異なる役職名が与えており、また同じ役職名であっても当該国の憲法や政治体制によってその政治的な意味は異なることがある。
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