改革派とアルミニウス主義の相違
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/10/08 11:25 UTC 版)
「一般恩寵」の記事における「改革派とアルミニウス主義の相違」の解説
この「一般恩寵」と「救いの恩寵」を分けて考えるアプローチは、改革派神学の特徴で、ウエスレアン・アルミニアン主義では、その双方を一つにして「先行的恩寵」という概念で理解し、与えられた恩寵を自ら活用することによって、救いへと導かれるのである、と教えている。「先行的恩寵」は、全人類に平等に与えられており、そこに「救いの恩寵」も含意されているとされるが、改革派・カルヴァン神学では「救いの恩寵」は排他的に選ばれ、予定された者のみの専権事項とされる。 改革派において非救済的恩寵で最高のものとみなされているのは、ヘブル6:4-5、ヘブル10:26,29、第二ペテロ2:20-22にある「一度光を受けて天からの賜物の味を知り」ながら、堕落してしまった者である。聖徒の永遠堅持の教理があり、これは最初から救いに選ばれておらず、新生していなかったと考えられる。 一方、アルミニウス主義では一度救われた者も堕落する可能性があると考える。
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