掛軸の収納方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/31 05:20 UTC 版)
掛軸は湿度の高い場所に保管すると、しみ、むし、かび、などの原因になる。また、汚れや傷などによって大切な美術品の価値も半減してしまう。掛軸は保存と取扱いに注意すれば永く愉しむことが出来る。掛軸の収納方法が大きく分けて3つある: 桐箱収納 桐材は軽くて丈夫で、保湿・耐火性が高いため、骨董品や高級品を保存するのによく使われる。また、桐箱は内部の湿度を一定に保ち、虫を寄せ付けない成分を発しているため、掛軸を保存するのに最適だといわれる。 二重箱収納 桐箱の表面に塗箱に収納することにより、さらに防湿、防虫効果を高める。 太巻収納 掛軸をしまう時の注意点は、きつく巻きすぎないこと。太巻といわれる桐の芯材を軸棒に取り付けて巻くことにより、掛軸をしまう時に自然と巻きが柔らかくなり、本紙を折れにくくする。 二重箱収納 桐箱収納 太巻収納
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