掘立柱建物を建てるための柱穴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/08 15:46 UTC 版)
「柱穴」の記事における「掘立柱建物を建てるための柱穴」の解説
礎石建物が普及する以前は穴を掘りくぼめて、その上にまっすぐ柱を立て、さらに上屋を立てる建物がつくられた。これが「掘立柱建物」である。古代や中世の集落遺跡に多いが、民家では近世に至るまで掘立柱建物がつくられた。この場合は、柱穴の遺構確認面は当時の地表面(文化面)である。配列は、方形を基調として格子状を呈する場合も多い。庇のための柱穴は母屋を構成する柱穴より若干小さい傾向がある。もともと垂直に立てられたものなので、特殊な場合をのぞき柱穴の向きはまっすぐである。
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