掛けもの系きゃーらげ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/20 02:33 UTC 版)
「飯田燈籠山祭り」の記事における「掛けもの系きゃーらげ」の解説
娘島田に、蝶々がとまる、とまるはずじゃよ華じゃもの。 娘こっち向け、簪(かんざし)あげる、簪あげぬが顔みたい。 珠洲の岬に、灯台あれど、恋の夜道は照らしゃせぬ。(珠洲の岬の。の対唄として) 鹿が鳴こうが、紅葉が散ろが、私(わたしゃ)あんたに飽きが来ぬ。(花札の鹿の札から) 好いて好かれた、二人の仲は、音も立てずに深くなる。 上も貸します、お望みならば、下も貸します後家じゃもの。 入れておくれよ、痒く(かゆく)てならぬ、私一人が蚊帳の外。 ちょいと見た時、させそうにみえて、差せそうで差せない破れ傘。 破れ褌(ふんどし)、将棋の駒よ、角(かく)と思うたら、金が出た。 婆(ばばぁ)小便こきゃ、雀がとまる、一羽・二羽・三羽・やれ皺(しわ)だらけ。(娘島田の対唄として) 後半に至るにつれて、酔いもまわり裏唄的な唄になっていく。その他口伝で多数のきゃーらげが存在しており、各町会のお決まりの唄から、その場で思い付いたオリジナルの唄を披露することもある。
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