排気循環方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 13:43 UTC 版)
排気を吸込口へ戻し、ノズルから吐き出すことによってホコリを効率よく浮き上がらせ、再び吸引する方式。このためホースが2重構造になっており、内側を吸気、外側を排気が流れる。排気が本体と吸込口を循環するため、総排気量が非常に少なく、排気によるホコリの舞い上げが少ないメリットがある。また、モーター室が密閉に近い構造になるため運転音が静かになる。ただし、本体からもモーター冷却のためのわずかな排気がある。モーター冷却性能が劣ることから消費電力(発熱量)を抑える必要があり、結果として吸込仕事率は小さい。1999年(平成11年)にサンヨーから世界で初めて発売された。2009年5月現在、同社のラインナップにこの方式を採用している製品はない。
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