排気のみへの適用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/25 23:39 UTC 版)
「Audi valvelift system」の記事における「排気のみへの適用」の解説
上記の様に吸気バルブへの使用が一般的であるが直噴ターボのTFSI 2.0L(CAEB)エンジンなどでは排気にのみAVSを採用し、吸気にはAVSを採用していない。低回転(3100rpm以下)では排気弁を低リフトカムとする事で排気パルスの干渉を防ぎ、効率よく排気タービンに排気パルスを伝達する。またオーバーラップ時の排ガスの逆流を抑制される事から吸気カムの進角が可能となる。これによりシリンダ内に圧力勾配を生じさせ燃焼室の掃気と燃料の混合を促進、また吸気バルブを進角することにより吸気の吹き返しも抑制される。高回転(3100rpm)ではハイリフトとすることで円滑な排気を行うことが出来る。これらによりターボラグの抑制、低回転でも高いレスポンスとトルクを得られ、高回転までフラットで高い出力特性を実現している。
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