持主受身
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/07 04:18 UTC 版)
「財布を盗まれた」「勝手に木を切られた」のように、主語の持ち物を直接目的語とする他動詞の受身形である。英語では "have + 目的語 + 過去分詞"と訳される。 ただし、似た状況であっても、主語自らの意志に従って行われる行為であれば「私は植木屋に庭木を切ってもらった」のような使役的表現、積極的な意志を持っていないが結果的に利益となるならば「植木屋が庭木を切ってくれた」のように動作主を主語に据えた表現となる。英語ではこのような細かい表現の違いはない(Pseudo-passive)。 このタイプの表現の中には「娘を嫁に所望された」「英語力を高く買われた」などのように、必ずしも持ち主の不利益とならないものもある。
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