投げ釣りとは? わかりやすく解説

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投げ釣り

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/03 07:10 UTC 版)

投げ釣り(なげづり)とは、釣りの一種で、主にで行われる。一般に専用の釣り竿リールなどの道具でエサのついた仕掛け(天秤、オモリ、釣り針釣り糸などから成る)を遠くへ飛ばし、魚類などを採捕する方法のことである。神奈川県の沿岸部、湘南地域が発祥と言われる。

概要

この釣りの主な対象は、海底付近に生息する魚類で、一般に投げ釣りで狙う魚としてはキスカレイアイナメ、クロダイなどが挙げられる。投げ釣りの主な場となるのは堤防防波堤)や砂浜などである。釣れる魚が多種多様であることもこの釣りの特徴の一つである。

歴史

リールが登場する前には、仕掛けをドーナツ型の錘につけ、ドーナツ型錘の穴に竹竿の先を通して遠くへ振り飛ばし、糸をのちにたぐり寄せる形での投げ釣りが存在した。九十九里浜などで行われ、50メートルほどの投擲が可能だった。戦後、太鼓型リール、横転リール(太鼓型リールだが、仕掛けを投げる時は90度回転させ、回転軸を釣り竿に対して垂直にする)の登場を経て、さらに遠投に適したスピニングリールの登場と、リールの進化が遠投の可能性を広げる結果となった。加えて釣り竿の進化(竹→グラスファイバー→カーボンファイバー)、釣り糸の進化(蚕から作った本テグス→ナイロン糸→PE糸)も見逃せない要素となっている。

道具の質や釣り人の体力、技術にもよるが、現在では仕掛けを200m近く投げることも可能となっており、オモリだけを投げるキャスティング(遠投)能力を競う競技会も開催されている。




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