技法の概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 23:49 UTC 版)
織物に文様を表すには、各種の色糸を用いて織り上げ、経糸または緯糸の浮き沈みによって図柄を表す方法(錦など)、織り上がった布に後染めする方法などがあるが、絣はあらかじめ斑に染めた糸を用いて織る技法である。糸で縛って防染するなどの方法であらかじめ染め分けた絣糸を経糸に使用するものを経絣(たてがすり)、絣糸を緯糸に用いたものを緯絣(よこがすり)、絣糸を経糸・緯糸の両方に使用したものを経緯絣(たてよこがすり)という。 地合いは、日本では平織のものが多いが、綾織や繻子織の絣もある。倉吉絣では絵画的な柄を織った絵絣(えがすり)や、さらに高度な綾織り、浮き織など様々な組織織(そしきおり)の「風通織」など高度な絣が主体となり幻の織物と呼ばれ評判を呼んだ。素材的には木綿絣、麻絣、絹絣などがある。
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