技官(技術系行政官)出身の事務次官
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 05:20 UTC 版)
「事務次官」の記事における「技官(技術系行政官)出身の事務次官」の解説
各府省においては事務官優位の人事慣行のもと、事務官の就任するポストと技官の就任するポストは明確に区別されており、技官が事務次官に到達する例は少ない。しかし、建設省・科学技術庁系統の官庁(国土交通省、文部科学省)では、技官が事務次官を務めることがある。 旧建設省においては事務官と土木系技官が交互に事務次官となる慣行が存在し(いわゆるたすきがけ人事)、旧科学技術庁・北海道開発庁では主に技官が事務次官に就任していた。中央省庁再編の国土交通省では建設省出身の事務官・同土木系技官・運輸省出身の事務官が順番に次官に就任しており、文部科学省では文部省出身の事務官と科学技術庁出身の技官が交互に就任している。環境省では環境庁入省の事務官と厚生省入省の技官と財務省からの出向者の3者が概ねたすき掛け人事で事務次官に就任している。中央省庁再編から2018年8月現在までに、技官出身の事務次官就任者は国土交通省6名(青山俊樹、佐藤信秋、谷口博昭、佐藤直良、徳山日出男、森昌文)、文部科学省5名(結城章夫、坂田東一、森口泰孝、土屋定之、戸谷一夫)、環境省2名(谷津龍太郎、関荘一郎)となっている。
※この「技官(技術系行政官)出身の事務次官」の解説は、「事務次官」の解説の一部です。
「技官(技術系行政官)出身の事務次官」を含む「事務次官」の記事については、「事務次官」の概要を参照ください。
- 技官出身の事務次官のページへのリンク