承久の変における官軍敗北の影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 15:13 UTC 版)
「賊軍」の記事における「承久の変における官軍敗北の影響」の解説
承久の変で官軍は賊軍に敗北したため、以降朝廷は事実上、賊軍(幕府)に屈服する異常事態が続いた。幕府は朝廷を監視し、皇位継承も管理するようになり、朝廷は幕府をはばかって細大もらさず幕府に伺いを立てるようになった。院政の財政的基盤であった八条院領などの所領も一旦幕府に没収され、治天の管理下に戻されたあともその最終的な所有権は幕府に帰属した。承久の変には、鎌倉と京都の二元政治を終わらせて武家政権を確立する意義があったと考える学者もいる。
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