所在不明の作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 05:46 UTC 版)
安土城之図 - 天正9年(1581年)以前 天正9年(1581年)、織田信長が安土を訪れた宣教師・ヴァリニャーノに贈った安土城之図屏風は、「日本で最も優れた職人」「画筆を動かすのに最も巧なる画工」とした史料の記述から永徳筆と考えられている。この屏風は安土城下や京で展示され、後に天正遣欧使節の手によって渡欧しバチカンにてローマ教皇(グレゴリウス13世)に献納された。教皇は住居と執務室を結ぶ廊下に屏風絵を飾ったといわれるが、教皇の死後に屏風は行方不明となった。 昭和59年(1984年)には滋賀県が、平成17年(2005年)には安土町(現・近江八幡市)がそれぞれバチカンを調査したがいずれも発見には至らなかった。
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