戦略的な攻撃と防御
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/05 19:47 UTC 版)
続く問題は既に論じた第一の戦略方針を敵の作戦に対していかに具体的に適応するのかという問題である。 遊撃戦争が開始され、特に敵が全国的な戦略攻勢を停止すれば必ず敵は遊撃部隊の根拠地を包囲攻撃してくる。この攻撃に対する基本的な方針は反包囲の形態であり、また敵がそれでも撤退しないならば敵の後方連絡線を断つように動く。敵の進攻を退けてからは敵が戦略的守勢となり、こちらが攻勢に立つことが可能となる戦機である。 このような時期には防御が不十分な敵に対して遊撃部隊に見合った小規模な敵を駆逐することであり、占領地を拡大して民衆を扇動する活動を進める。このような遊撃戦争における作戦の転換はよく敵情を分析しておく必要がある。
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