成長のオーダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 15:58 UTC 版)
詳細は「ランダウの記号」を参照 大まかに言えば、あるアルゴリズムの入力サイズ n がある特定の値を超えたとき、その成長率がある数学関数のオーダーであるとは、その関数 f(n) に正の定数をかけた値がそのアルゴリズムの実行時間の上限(英語版)を与えることを意味する。言い換えれば、入力サイズ n が n0 より大きいとき、そのアルゴリズムの実行時間は c × f(n) を越えない(cは定数)。この概念はO記法で表現されることが多い。例えば、挿入ソートの実行時間は二次関数的に成長(英語版)するので、挿入ソートのオーダーは O(n2) と言える。 O記法はアルゴリズムの最悪の場合を表現するのによく使われるが、平均的なケースを表すのに使われることもある。例えばクイックソートの場合、最悪では O(n2) だが、平均では O(n log n) となる。
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