成人T細胞性白血病
【概要】 ATLと略称される。西南日本に多い。HTLV-1というウイルスのキャリアから、一生のうち200人に一人くらいに起こる白血病。感染から発病までは平均50年くらい。HTLV-1はCD4陽性細胞(すなわちHIVと同じヘルパーTリンパ球)に感染し、細胞の中に潜伏している。血漿の中には出てこない。
【詳しく】 感染経路はHIVと同じだが、感染力はさらに弱い。感染は細胞と細胞が接触して起こすので、血漿成分の輸注では起こらない。西南日本に多く、およそ100万人のキャリアがいるが、多くは母子感染と思われる。発病すると治療は非常に難しい。慢性型もある。HTLV-1とHIVを一緒にもっている人は、エイズに早くなるという研究報告もある。
《参照》 HTLV-Ⅰ

成人T細胞性白血病と同じ種類の言葉
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