戊辰書道会の創立
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大正13年(1924年)8月、豊道春海の尽力により当時のほとんどの書家を結集した日本書道作振会が創立した。毎年大規模な書道展を開催していたが第3回展が終わり明けて昭和3年(1928年)1月2日、8人の青年書家によって書道会の創立宣言が発せられ書道界を震撼させた。長谷川流石・川谷尚亭・吉田苞竹・高塚竹堂・田代秋鶴・松本芳翠・佐分移山・鈴木翠軒(いろは順)の8人を発起人とするこの書道会創立宣言書には、「新たなる書道会を創立し、書道の健全なる向上発展を図ると同時に実力本位により新進の大成を期す」(抜粋)とある。こののち書道団体の離合集散が始まる。 この8人が中心となって昭和3年(1928年)7月に結成したのが戊辰書道会であり、日本書道作振会からの分離独立によって書道界は二分された。同年11月、戊辰書道会の第1回展が日本美術協会で開催され苞竹ら発起人の8人は第二審査委員をつとめている。
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