愛煙者・フィクションでの登場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 22:20 UTC 版)
「しんせい (たばこ)」の記事における「愛煙者・フィクションでの登場」の解説
作家の山本周五郎は、缶入りのピースから「ニコチンの量が少ないから」という理由でしんせいに乗り換えている。 タレント・ビートたけし(北野武)の著書をドラマ化した『菊次郎とさき』で、父・北野菊次郎(陣内孝則)が本品を吸うシーンがある。 三島由紀夫の小説『潮騒』(1954年)の主人公・久保新二が乗り込む漁船の漁労長や灯台長が本品を吸っている描写がある。 イアン・フレミングのスパイ小説「ジェームズ・ボンド」シリーズの一つ『007は二度死ぬ』(1963年)では、来日したボンドが普段吸うたばこの代わりに本品を吸い、出先でも買い求めていた。「カリフォルニア葉の味」「軽く、すぐ吸い終わってしまう」など吸い味についての言及もされているが、これには1962年に自ら来日したフレミングの日本での見聞が活かされている。作中でボンドが愛飲しているたばこは、ロンドンの高級煙草店で、強い味にブレンドした葉を特注で巻かせているという設定になっており、日本製紙巻きたばこの中では強い部類に入る「しんせい」でもまだ軽いということになる。 「ルパン三世」シリーズでは、レギュラーキャラクターの銭形警部が愛飲するたばことして本品が登場する。 安部公房の小説『砂の女』(1962年)の中に、砂穴に閉じ込められた主人公・仁木順平に部落の配給として本品が配られた描写がある。 菊池秀行の小説『魔界都市〈新宿〉』などのドクター・メフィストシリーズでは、朽葉刑事が愛飲するたばことして本品が登場する。
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