情報の非対称性と格付とは? わかりやすく解説

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情報の非対称性と格付

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 03:34 UTC 版)

信用格付け」の記事における「情報の非対称性と格付」の解説

信用格付重要な機能として、情報の非対称性を減らすことが挙げられる政府企業が、市場から資金調達する方法として大きく貸出市場金融機関)を利用する方法間接金融)と、資本市場利用する方法直接金融)の二つ存在する前者では預金者は銀行預けた資金を、銀行通じて企業など融資をするため、企業債務不履行陥った場合も、銀行リスクを負うため、預金者のリスク間接的かつ限定的である。しかし、後者場合は、投資家直接企業政府発行した債券購入し資金拠出するため、発行体たる企業政府信用リスク直接的に投資家引き受けることになる。 間接金融場合は、融資先信用リスクは、金融機関担当者が、融資先財務分析ヒアリングを行うことにより、判断が可能であるが、直接金融投資家)の場合、特に個人は大抵の場合そのようなことを行うことが出来ない。つまり、国や企業など発行体投資家との間に、情報の非対称性大きく生ずることとなる。発行体投資家の間に、情報の非対称性存在しない投資家発行体信用リスクを完全に知っている状態である場合には、投資家はその信用リスクに応じて利回り決定すればよい。そのようにすることによって、異な信用リスク持っている発行体債券であっても期待利回り同一にすることができる。また、発行体信用リスクわからない場合は、信用リスクが低い発行体に対しても高い利回り要求する、エージェンシー・コストが発生することがある。そのために、信用リスクについての意見提供する信用格付市場において重要なのである

※この「情報の非対称性と格付」の解説は、「信用格付け」の解説の一部です。
「情報の非対称性と格付」を含む「信用格付け」の記事については、「信用格付け」の概要を参照ください。

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