志波城の規模と構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 04:46 UTC 版)
外郭は840m四方の築地塀と928m四方の土塁をともなう外大溝によって二重に区画されている。外郭築地塀南辺中央には、五間一戸の外郭南門が、また築地塀をまたぐように櫓が約60m間隔で設置されている。郭内には、中央やや南寄りに150m四方を築地塀で囲み、正殿・東西脇殿など14棟の掘立柱建物跡が配置されている政庁、その周囲に官衙域、外郭内側1町(約108m)幅で兵舎や工房としての機能を持つ竪穴住居群が1,200~2,000棟ほど配置されていたと考えられる。外郭南門から政庁南門には、幅約18mの南大路で連結されていた。郭内北部には、小河川を取り込む構造だったと考えられている。物資の運搬等に運河として使われた可能性も指摘されている。
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