心頭滅却すれば火も自ら涼し
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 23:05 UTC 版)
「快川紹喜」の記事における「心頭滅却すれば火も自ら涼し」の解説
1582年(天正10年)に恵林寺において焼死したとき、「安禅不必須山水 滅却心頭火自涼」(安禅必ずしも山水を須〈もち〉ひず 心頭滅却せば火も自づから涼し)の辞世を残したといわれている。この言葉は、碧巌録による禅の公案であるが、そもそもは杜荀鶴(846年 - 904年〈907年?〉)の詩である「夏日題悟空上人院」の「三伏閉門披一衲、兼無松竹蔭房廊。安禅不必須山水、滅得心中火自涼。」が原典である。 ことわざの「心頭を滅却すれば火も亦た涼し」は誤読といわれる[誰?]。 なお、この辞世は『甲乱記』では快川と問答した僧・高山の言葉とされており、同時代文献には見られず近世の編纂物に登場していることから、本来は快川の逸話でなかった可能性が指摘されている[誰?]。
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