心肺蘇生法の注意点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 08:23 UTC 版)
行うべきでない条件 そもそも呼吸も心臓も動いており、心肺蘇生法が必要ない。心臓が動いている場合は胸骨圧迫は必要ない。 優先すべき止血 出血量によっては止血を優先する。 重要な血管が傷ついて噴き出すように血が出る動脈性出血(英語版)の場合、放置すると1分で死亡率が50%となる。出血が激しい状態で心臓が止まった後に止血より先に心肺蘇生法を行った場合、ポンプに穴が開いたようなもので十分な血圧が確保できず効果が薄い上に、脳に送り出す血液を失っていくことになる。 そして、体内の血液の30%の循環血液量が失われると、送り出す血液自体がないため、心肺蘇生法は空回りするポンプとなってしまい。循環血液量減少性ショックを経て死亡する。
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