復元遺構
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/13 22:45 UTC 版)
1895年(明治28年)に創建された平安神宮は平安宮(大内裏)朝堂院の施設を縮小復元したものとなっており、朝堂院の正門である応天門や大極殿などがベンガラによる鮮やかな朱塗りと瓦屋根、礎石列柱をもって復元されている。神宮正面の門(神門)が応天門、内側の左右の殿舎は朝集殿、拝殿は朝堂院の正殿である大極殿(左右には蒼龍楼と白虎楼が付属する)の再現である。基本的にはこれらの復元は、11世紀から焼亡までの第3次朝堂院の再現であるが、会昌門、朝堂12堂、翔鸞楼、栖鳳楼は復元されていない。また、平安神宮の社殿の瓦はすべて緑釉瓦となっているが、実際には軒先と棟部分だけにしか用いられていなかったと推定されている。
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