御嶽の四門
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 15:51 UTC 版)
遠方から御嶽の登拝にやってきて最初に御嶽山を望むことができる場所が「御嶽の四門」と呼ばれていて、鳥居などが設置された御嶽山の遥拝所がある。これらは仏教の四門として、岩郷村神戸が発心門、長峰峠が菩薩門、三浦山中が修行門、鳥居峠が涅槃門にたとえられていた。木曽福島から黒沢口への古道の合戸峠や姥神峠などにも御嶽遥拝所があった。 岩郷村神戸 - 中山道を京方面から最初に御嶽山を望める箇所、現在の木曽町、山頂の東南東19.8 km。 長峰峠 - 鎌ヶ峰との鞍部 - 覚明行者系の空明行者によって再興された御嶽大権現の碑が設置されている。山頂の北北東10.4 km。 三浦山中 - 戦乱で焼失したと記録されている。阿寺山地の拝殿山、山頂の南西17.2 km。 鳥居峠 - 中山道、山頂の東北東29.2 km。木曽義元が戦勝祈願のため、御嶽遥拝の鳥居を建造した。普寛行者系の一心行者の石像が設置されている。
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