御園子爵家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/31 23:10 UTC 版)
御園子爵家当主 公頼と静子の兄。名前は未登場。父親の代から続く借金と本人の放蕩により家は傾いており、妹の静子を子持ちの成金に嫁がせようとする。 かつて公頼同様、宮中に出仕したことがあった。本人は「訳あってすぐ辞めた」と言っていたが、事実は心無い発言により女官に嫌われ、わずか1日で辞めさせられていたのであった。震災の後、京に避難している。 御園 静子(みその しずこ) 公頼の姉。彰子と同い年。虎田に嫁がされそうになるのを厭って泣いているが、公頼が何とかしてくれると思っている。着飾ったり、友人と遊びに行くことが大好きで、公頼曰く「即物的」。公頼の持ち物をちゃっかり自分のものにしようとする。彰子から公頼に下賜された指輪を巡って一悶着起こすことになる。 後に、兄に「着物を売るか、虎田からの花嫁衣裳を着るか」と選択を迫られ、迷わず花嫁衣裳を選んだ。 お富(おとみ) 御園家の使用人。忠義者と評される。 お律(おりつ) 御園家の使用人。お富がひざを悪くし、人手が足りなくなったため、雇い入れられる。公頼に好意を寄せている様子。視力が弱く、黒田から眼鏡を譲り受けた。彰子は何でも持っていて思い通りにならないことは無いと思い込んでいたが、実際は自身の想像とは違うということに気づく。
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