強制循環冷却システム
ウオーターポンプにより、エンジンと放熱器(ラジエーター)との間に強制的に冷媒を循環させる冷却方式。冷媒温度は、エンジンのウオータージャケットから熱を奪って上昇する。ポンプは、放熱器からエンジンのウオータージャケット内に冷却水を送るようになっている。このポンプにより押し込まれた圧力で昇温した冷媒をウオータージャケットから押し出し、冷却器へと移動させる。この循環量はエンジンの入口水温に対する出口水温の上昇度合いにより決定される。ウオーターポンプを有するすべてのエンジンはこの方式を採用している。また、強制循環冷却システムでは、系内を加圧し、沸騰点を上昇させている。例えば、冷媒が水の場合、900kPa加圧すると沸騰点は119℃となる。
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