弱視訓練(片眼性の場合)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/14 06:51 UTC 版)
「先天性白内障」の記事における「弱視訓練(片眼性の場合)」の解説
片目のみ先天性白内障であった場合では、両目の視力が大きく異なることとなり、脳が良いほうの目を主に使うために先天性白内障の目の情報を処理する機能が衰退して弱視となり、両眼視に悪影響が出て将来的に立体視などに問題が生じることもある。多くの場合弱視を矯正することができる8歳までに弱視訓練を受ける。アイパッチと呼ばれる目を覆い隠す器具によって、手術を受けていない目を隠すことによって、脳が障害の生じていない目の情報をつかうのを防ぎ、術後の目を使う訓練が行われることが多い。また、視力の大きな差のために内斜視となることも多く、斜視治療も並行して行われることがある。正常に発達した場合と同程度の視力にまで回復することはまれである。
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