度より小さな角度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 21:47 UTC 版)
1度よりも小さな角度を表現する場合には、次の2つの方法がある。 1. 十進法による小数以下の数値を使用して度で表す方法。この方法はISO 31(JIS 8202-1)と国際単位系国際文書が推奨している方法である。 40.1875度 とする( 40°11′15″としない。) 2. 六十進法を用いて、1度を60等分した分や、1分を60等分した秒(1/3600度)を用いて表す方法。これらの単位はプライム(′)およびダブルプライム(″)を用いて表す。1秒より小さな角度を表す時は、秒に小数を付けて表す。国際単位系国際文書は、航海学、地図作成、天文学、そして微小角度の測定などの分野ではこの記法を許容している。例えば、 40.1875度を 40°11′15″と表す。 40.187 6175度を 40°11′15.423″と表す。なお、40°11′15″.423 または 40°11′15″423(小数点なし)のように、秒の記号「″」を整数部の直後に置いて表す流儀がある。 なお、天文学などの分野では、微小角度は as または ″ の記号で表される「秒角」(「平面角の秒」の別称)、あるいは、mas(ミリ秒角)、µas(マイクロ秒角)、pas(ピコ秒角)で測定されている。
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