平衡定数との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 07:03 UTC 版)
定圧定温条件での化学反応における標準反応ギブズエネルギーは標準反応エンタルピーおよび標準反応エントロピーと以下の関係がある。 Δ G ∘ = Δ H ∘ − T Δ S ∘ {\displaystyle \Delta G^{\circ }=\Delta H^{\circ }-T\Delta S^{\circ }} 標準反応ギブズエネルギーと平衡定数Kとの間には以下のような関係がある。ここで R は気体定数である。 Δ G ∘ = − R T ln K ⟺ K = exp ( − Δ G ∘ R T ) {\displaystyle \Delta G^{\circ }=-RT\ln K\iff K=\exp \left(-{\frac {\Delta G^{\circ }}{RT}}\right)} 標準環境温度(25 ℃ = 298.15 K)においては以下のようになる。 Δ G ∘ / k J m o l − 1 = − 5.708 log 10 K {\displaystyle \Delta G^{\circ }/\mathrm {kJ~mol^{-1}} =-5.708\log _{10}K} また標準電極電位との関係は以下の通りである。ここで n は電池反応の半反応式における電子の化学量論係数、 F はファラデー定数である。 E ∘ = − Δ G ∘ n F {\displaystyle E^{\circ }=-{\frac {\Delta G^{\circ }}{nF}}} 電池ではギブズエネルギー変化が負の値を取る向きに起電力が発生する。
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