平均速度・交通密度との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 23:45 UTC 版)
「交通量」の記事における「平均速度・交通密度との関係」の解説
平均速度 V {\displaystyle V} (km/h) は、道路のある地点を通過した複数台の車が、単位時間内に何キロメートル進んだかを平均値で表した単位で、1時間あたりの距離 (km) で表される。交通密度 k {\displaystyle k} (台/km)は交通混雑度を表す単位のことで、1キロメートルあたりの車の台数で表される。また、ある地点において、前走車の先端部が通過してから後続車の先端部が通過するまでにかかった時間(秒)を車頭時間という。 交通量を Q {\displaystyle Q} とすると、ある地点を1時間のあいだで通過した車の台数 Q {\displaystyle Q} (台/h)で表される。この地点を通過する車の平均速度が V {\displaystyle V} (km/h)であるとすれば、最初に通過した1台目の車が V {\displaystyle V} キロメートル先まで先行すると、この間に後続する車の台数は Q {\displaystyle Q} 台存在することになる。交通量 Q {\displaystyle Q} は、交通密度 k {\displaystyle k} と平均速度 V {\displaystyle V} の積で表される。また交通量 Q {\displaystyle Q} の逆数は平均車頭時間、つまり平均車頭時間の逆数が交通量となる。 1時間あたりの交通量を、それぞれ数式に表すと 交通量 Q {\displaystyle Q} (台/h) = {\displaystyle =} 交通密度 k {\displaystyle k} (台/km)×平均速度 V {\displaystyle V} (km/h) 1 {\displaystyle 1} ÷交通量 Q {\displaystyle Q} (台/h) = {\displaystyle =} 平均車頭時間(h)ゆえに、交通量 Q {\displaystyle Q} (台/h) = {\displaystyle =} 3600 {\displaystyle 3600} ÷平均車頭時間(秒) の関係にある。
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