平均聴力レベルの計算式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 00:24 UTC 版)
「聴覚障害者」の記事における「平均聴力レベルの計算式」の解説
平均聴力レベルは次の計算式で求める。日本国内では労働災害の認定に6分法を用い、身体障害者認定に4分法を用いる。日本国外では世界保健機関(WHO)『難聴及び聴力低下の予防のためのプログラム (Programme for the Prevention of Deafness and Hearing loss:PDH)』が示す4分法などが用いられる。いずれも左右別に周波数ごとの最小可聴値を代入して平均値を求める。オージオメーターの最大出力でも測定不能である場合はスケールアウトとして最大出力値に5dBを加えた値を最小可聴値と見なして計算する。ただし100dBの音が聴取できない場合は、実際のオージオメーターの最大出力値にかかわらず105dBと見なして計算する。 3分法 平均聴力レベル = 500 H z + 1 k H z + 2 k H z 3 {\displaystyle ={\frac {500Hz+1kHz+2kHz}{3}}} 4分法(日本) 平均聴力レベル = 500 H z + ( 1 k H z ∗ 2 ) + 2 k H z 4 {\displaystyle ={\frac {500Hz+(1kHz*2)+2kHz}{4}}} 6分法 平均聴力レベル = 500 H z + ( 1 k H z ∗ 2 ) + ( 2 k H z ∗ 2 ) + 4 k H z 6 {\displaystyle ={\frac {500Hz+(1kHz*2)+(2kHz*2)+4kHz}{6}}} 4分法 (PDH) 平均聴力レベル = 500 H z + 1 k H z + 2 k H z + 4 k H z 4 {\displaystyle ={\frac {500Hz+1kHz+2kHz+4kHz}{4}}}
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