常設事務局の設置(1919年–1920年)
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「エリック・ドラモンド (第7代パース伯爵)」の記事における「常設事務局の設置(1919年–1920年)」の解説
ドラモンドの事務総長としての主要な功績の1つは、恒久的かつ厳密に国際的な事務局の設立である。このような試みはこれまでになく、第一次世界大戦以前の国際組織の事務局は、供給者もそこで働く公務員も、ほとんどが国内に限定されていた。国際公務員の創設には問題がないわけではなく、行政指導者たちは、国際公務員が団結し、組織に忠実で、効率的に職務を行うことはできないと考えていた。 国際連盟事務局は1920年8月に設立された。事務局のスタッフは30か国以上から集められ、その全員が各国政府ではなく国際連盟によって任命されており、言語、宗教、それまでに受けた職務訓練などが異なっていた。このことは、新しい国際機関とそれまでの各国の事務局との違いを改めて浮き彫りにした。 事務局は、委任部門、経済・財政部門、交通・通信部門、社会部門、政治部門、法律部門、国際事務局部門の7つの部門から構成された。
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