布引峠とは? わかりやすく解説

布引峠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/11 15:13 UTC 版)

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座標: 北緯34度35分47.79秒 東経136度15分26.48秒

伊賀市側から見た布引峠(2005年8月3日)

布引峠(ぬのびきとうげ)は、三重県布引山地内、津市白山町福田山と伊賀市霧生の境にある

概要

室生赤目青山国定公園内に存在。三重県道29号松阪青山線(峠前後は三重県道755号老ヶ野古田青山線が重複)が峠を越える。

この峠は、古代から伊勢伊賀を結ぶ「塩の道」として知られていた。

「伊州御用害要図」には「国境峡」と記され、「針の木原」(かつて「針の木のようなタラやイバラの生い茂った荒れ野」が広がっていた)の「切通」とも書かれていた。また、「石谷広」の呼び名もあった。

付近は、戦後の1947年(昭和22年)より外地引揚者向け農地開拓事業として、峠南部の緩い傾斜地約100ヘクタールが開かれ、遠く新潟、長野等の各県から続々と入植し、80戸余りの村落を形成していた。やがて食糧事情の好転や他産業への転換などで、戸数は減少。1975年(昭和50年)ゴルフ場(メナードカントリークラブ青山コース)の開設計画が持ち上がり、数戸を残して売却して転出、ホテルを中心としたリゾート施設(メナード青山リゾート)に変貌した。

地理

  • 峠には、駅名標のような伊賀、伊勢の境を表す大きな標識が建てられている。
  • 日の出を見られる東側(伊勢側)が西側(伊賀側)より傾斜がきつく、展望が良い。
  • 分水嶺 - 峠の東側は、藤川から雲出川を経て伊勢湾に注ぐ。 峠の西側は川上川で、近鉄青山町駅の西側で木津川に出て、淀川を経て大阪湾に注ぐ。

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参考文献

関連項目





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