市長射殺事件以降
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 08:51 UTC 版)
「2007年長崎市長選挙」の記事における「市長射殺事件以降」の解説
選挙戦3日目の4月17日午後7時51分ごろ、長崎市大黒町の選挙事務所前で伊藤が狙撃され、翌18日午前2時28分、救急搬送先の長崎大学医学部・歯学部附属病院で死去した(→長崎市長射殺事件)。長崎市長職は伊藤の死で空席となり、もともと伊藤の出馬に伴い市長職務代理者となっていた副市長の内田進博が、市長が空席となったことに伴う職務代理者になった。 選挙期間中に立候補中の現職市長が撃たれ死亡するという異例の事態となり、長崎市選挙管理委員会は公職選挙法の規定により、投票日3日前の19日午後5時まで補充立候補の受付を行うこととなった。伊藤の遺族や後援会は、伊藤の女婿である西日本新聞記者の横尾誠を擁立した。一方、この時点で長崎市役所統計課長を務めていた市職員の田上富久は、前市長の身内の「世襲」に疑問を呈する立場から独自に出馬を表明し、この2名が補充立候補を届け出た。なお、田上は立候補の時点で公職選挙法の規定により市職員の身分を失った。 補充立候補者名年齢性別所属党派新現元別備考横尾誠(よこお誠) 40 男 無所属 新 西日本新聞記者 田上富久(たうえ富久) 50 男 無所属 新 前長崎市統計課長 市長選挙、及び同時に行われていた長崎市議会議員一般選挙の立候補者は、伊藤の死が伝えられた18日にはほとんどの者が選挙運動を自粛した。
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